戦場で戦える占い師

男がK氏から門の話を聞いたのは、 
2014年頃だっただろうか。 
 
「古来から華僑の間で伝わる、 
 四柱推命をベースとしつつ、 
 ビジネスで結果を出す部分に特化した統計学」 
 
というような説明を受けていた。 
 
でも男が最初にK氏と出会った2010年頃は、 
そのような話は一切、聞いていなかった。 
 
K氏はどちらかというと、 
「占いなんて信じないよ!」 
というタイプだった。 
 
男も、自力本願タイプなので、 
生まれてこのかた、 
街の占い屋さんのようなところで、 
占ってもらったことはないのだが。 
 
ところが、中学校の時に、 
地元の新聞社の広告欄に、 
「このアンケートに答えると、 
 あなたの人生をまるごと 
 占った冊子が届きます。 
 抽選で限定10名」 
 
というメッセージを見た。 
 
アンケートの内容を見てみると、 
あまりにも質問が多く面倒そうだったので、 
 
(これなら誰も応募しないだろう。 
 頑張って応募したらチャンスがあるのでは?) 
 
と思って応募してみたところ、 
 
本当に当選してしまった。。 
 
全体で100ページほど近い冊子になっていた。 
 
中を読むと、いかにもコンピュータで 
打ち込まれたようなデータで、 
 
・あなたの基本的な性格 
・あなたの能力 
・幼少期のあなた 
・青年時代のあなた 
・20代のあなた 
・30代のあなた 
・40代のあなた 
・50代のあなた 
・60代のあなた 
・老後のあなた 
 
という感じで、びっしりと説明が書かれていたのだ。 
 
男はまだ中学生だったので、 
青年時代までしか判定はできなかったけれど、 
自分の実感としても、「まさにそうだな」 
という感じだった。 
 
この中には、 
『なるべく早いうちに小さくても良いので 
 自分の「城」を持ったほうが良い』 
 
ということも書かれていた。 
 
当時はあまりピンときていなかったが、 
 
父親が自営業だったこともあり、 
大学時代に就職活動をしていくなかで 
強い独立心が芽生え、 
内定を全部断っていきなり起業しようとしてみたり、 
結局一度は会社に入るも1年半で独立し、 
25歳で再就職して29歳で二度目の独立を果たし 
今に至っているので、 
結局これまで会社員は4年半しか経験していない。 
 
もともとそういう人生だったのか、 
中学生の時にこの冊子を読んでいたから、 
より強くその方向性になったのか、 
ということはわからないけれど、 
この時の冊子は四柱推命をもとに 
作られているという説明だった。 
 
つまり、男の生年月日だけで、 
男の基本的人格や能力、 
一生の全体像がある程度見えている、 
ということになるのだ。 
 
その証拠に、 
冊子に書いてあった男の名前には、 
「heijou hisashi」と書いてあったのだ。 
 
つまり、名前の読みを間違っている! 
 
まさに生年月日だけで、 
当てられてしまったのだ。 
 
日本には姓名判断というものもあるが、 
長女の命名をする時には、 
やはりネットで調べて姓名判断的にはどうか? 
字画的にはどうか? 
ということも一応参考にはした。 
 
こうして振り返ってみると、 
男にとっての占いというものは、 
信じるか信じないかという以前に、 
自然に人生に取り入れることができていた、 
ということだったのかもしれない。 
 
男が街の占い屋さんに行ったことがないのは、 
中学時代にある意味自分の人生の全体像を、 
垣間見てしまったからかもしれない。 
 
そして現時点まで、 
大枠としてはその冊子に書かれていたような 
人生を歩んでしまっている。。 
 
K氏のことに話を戻そう。 
 
K氏がなぜ、2014年ぐらいから突然、 
門のことを口に出すようになったのか? 
 
彼は大学を卒業して会社に就職し、 
社会人5年目の2003年に自ら香港勤務を申請、 
それが受理され、香港・中国合わせて7年という 
駐在員経験をしている。 
 
この時代にK氏のビジネスマンとしての 
基礎や人脈が醸成されていったようだ。 
 
K氏は日本の大手玩具メーカーの 
マーケティングを担当していたので、 
顧客は香港や中国の販売代理店。 
 
といっても、日本の玩具を中国で販売している 
会社の社長さん達なので、大富豪だ。 
 
K氏は日本の大企業という強い立場を活かし、 
大富豪達と対等にやりとりをできていたわけだ。 
 
(当時、男はIT業界で駆け出しのエンジニアとして 
 泥臭い下積み生活をしていたので、 
 まったく羨ましいものだ。) 
 
K氏は大富豪たちと一緒にランチミーティングを 
したり、時には夜の接待を受けたりと、 
大富豪達と関わりながら、 
お金のことを教えてもらったり、 
家族やビジネスでの人間関係のことを教わったり、 
まさに「帝王学」を学んでいた。 
 
そこで知りえたこととして、 
一般人の常識と大富豪たちの常識は、 
「真逆である」ということだったようだ。 
 
その中に、門学のことも含まれていたという。 
 
中国にも四柱推命だけでなく気学や風水など、 
占い的な学問が沢山あり、 
生活に取り入れられている。 
 
男もK氏と一緒に香港、中国、シンガポール、 
マレーシアをはじめ、華僑が多いエリアを 
沢山まわってきたけれど、 
飲食店には必ず、奥に神棚のようなものが 
設置されている。 
 
そんな環境に7年間もいたことで、 
K氏の中に蓄積されていったものがあったのだろう。 
 
さらに、K氏の幼少期にさかのぼってみると、 
小学校から中学校にかけて、 
率先して「保健委員」を担当していたようだ。 
 
(男はもっぱら学級委員長や生徒会長。 
 これも対照的だ。) 
 
なぜ保健委員になったかというと、 
友達の体力測定結果などの情報を見ることが 
できたから、ということだった。 
 
つまり、「人のパラメータを見る」という 
鑑定士としての素養がこの頃からあったのかもしれない。 
 
そして2014年にK氏が四柱推命鑑定士として 
目覚めたことには大きなきっかけがあった。 
 
最初に出会った2010年秋頃のK氏は、 
副業のビジネスが絶好調で超バブリーな状態。 
 
副業だけで1ヶ月にサラリーマンの年収分を 
稼ぐ勢いだった。 
 
生活費は会社からの給料で全額まかなえるので、 
副業で稼いだお金は湯水のように使っていた。。 
 
勢いあまって副業が会社にバレてしまい、 
2010年末に「円満退社」をした後も、 
その勢いは続く・・・。 
 
ところが、2011年から2012年にかけて、 
海外で手を出した投資案件が軒並み頓挫。 
 
体調的にも、暴飲暴食が積み重なって、 
出会った時には元アメフトマンという 
「筋肉質」というイメージだったのが、 
体重が最大110Kgに増えてしまい、 
力士のような感じになってしまっていた。 
 
K氏は当時、「背中が痛い、背中が痛い」 
というのが口癖だった。 
 
ある時、マレーシアで中医学の先生に 
見てもらったところ、 
そのままでは命に支障があるかもしれない、 
と言われた。 
 
それから中医学による治療と食生活の改善により、 
K氏の体調はみるみるうちに改善していった。 
 
そうしてその頃から、 
K氏は人の鑑定をするようになる。 
 
お金の使い方は質素になり、 
発する言葉もどんどん「悟りの境地」 
に近いものになっていった。 
 
最近のK氏の言葉を聞くと、 
(まさに中国古来の軍師達は 
 こんな感じだったんだろうな。) 
 
と思わされる。 
 
釈迦の説法を究極的にまで、 
ゼロサム・ゲームであるビジネスで勝つために 
アレンジしたような感じだ。 
 
依頼人の目的を最速最短で達成する戦略と戦術を、 
ズバリと教えてくれる。 
 
男は2010年の後半にK氏と「盟友の契り」 
を結んでから、共にビジネスや投資活動を行い、 
苦楽を共にしてきた。 
 
普段、お互いに国をまたがって離れた場所に 
住んでいるので、直接会うのは2ヶ月に1度ほどだが、 
毎週月曜日のSkypeミーティングは欠かさず行っている。 
 
その中で、K氏から門学の話は自然と入ってくる。 
 
男がK氏に鑑定をお願いする時もあれば、 
K氏のほうから助言・忠告をいただくこともある。 
 
男は自力本願で自ら突き進む力はあるけれど、 
時として周囲が見えなくなるという弱点があるので、 
客観的な視点で提言してもらえる軍師的な存在は、 
とても有り難い。 
 
おかげで、男は20代の頃は人に利用されたり 
裏切られたりと、人間関係においては様々と 
痛い目にあってきたけれど、 
2010年以降は全くそのようなことがなくなった。 
 
K氏の鑑定は「当たる」と言われている。 
 
四柱推命が統計学から成り立っている以上、 
統計情報さえ知っていれば、 
「当てる」ことだけなら 
ば他の鑑定士でもできるかもしれない。 
 
今であれば生年月日を入れれば、 
コンピュータで結果が出るわけだから。 
 
ところがK氏の違いは、 
ビジネスという現代の「戦場」で、 
高い実績を叩き出してきた、ということだ。 
 
K氏は性格的に、あまり自分の実績を 
ひけらかさないが、 
香港・中国での駐在員時代は、 
支社としての歴代の売上を 
どんどん塗り替えていったり、 
サラリーマンの副業組としても 
ダントツに稼いでいた。 
 
アニメ化された大ヒット漫画 
「キングダム」に登場する最強の軍師、 
「李牧」が実は武の腕前も超一流であるのと同じように、 
「戦場」を知り尽くしているからこそ、 
戦略や戦術の指示を的確にできるようになる、 
ということから考えると、とても腑に落ちる。 
 
「諭吉ちゃん」という愛称で呼ばれている 
明治の偉人、福沢諭吉も、「お金の神様」 
というイメージが強いが実は居合の達人だった 
ということを、あなたは知っていただろうか? 
 
スポーツの分野でも、 
経験のないド素人がルールブックを読み漁っても 
監督になどなれないし、 
選手として一流だった人のほうが、 
選手の気持ちもわかるし説得力がある。 
 
学校教育の場においても、 
大学を卒業していきなり教師になるよりも、 
ある程度社会経験を積んで教師になったほうが、 
社会というものを実体験として生徒に伝えることができる。 
 
K氏が鑑定士として 
唯一無二の存在たりえている理由。 
 
それは、「ビジネスマンとしても戦える」 
という点だ。 
 
1つの道を極められる人は少なくないが、 
2つの道を極めるとなると、極端に数が減る。 
 
男はK氏のように、 
「ビジネス」と「鑑定」という 
2つの道を極めている人を他に知らない。 
 
テレビに出てくるような芸能占い師の場合、 
もともとビジネスで財を成したわけではなく、 
占いで財を成している。 
 
この点がK氏と他の鑑定士の大きな違いだ。 
 
そして、K氏の鑑定の当たり具合といえば、 
鳥肌ものだ。 
 
生年月日を伝えただけで、 
なんと相手の「身体的特徴」まで当ててしまうのだ。。 
 
大柄であるとか小柄であるとか、 
肌の色が白いとか声が太いとか、 
そういったところまでだ。 
 
まるで超能力であるかのように感じてしまうが、 
それも「統計学」によるものだという。 
 
でもそれは、どこかに書かれているわけではない。 
 
K氏がこれまで出会ってきた何千、何万という 
人たちのデータがK氏の頭の中に蓄積され、 
K氏の中で独自のデータベースが 
出来上がってしまっているようだ。 
 
なので、四柱推命をベースとしつつも、 
K氏独自の統計でK氏の鑑定は成り立っている、 
ということになる。 
 
だから現在、経営者たちがこぞってK氏のところに 
相談に訪れている。 
 
来週の5月19日(日)に、 
「黒虎のための門学経営術」 
というテーマでK氏と一緒にセミナーを 
開催することになった。 
 
その名のとおり、 
門というものをいかにビジネスに戦略的に 
取り入れていくのか、という主旨になる。 
 
自分自身の門は知っているけれど、 
いまいちビジネスに活用できていないという方が 
多い中、K氏からあらためてこの点について 
講義を受けることができる。 
 
といっても、K氏の情報は常に 
アップデートされ続けていくので、 
1ヶ月前に聞いた話からさらに進化しているだろう。 
 
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 〜命運から立命への道〜 
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  • この記事を書いた人

平城寿@社長の右腕

『ITエンジニアのための「人生戦略の」教科書』(マイナビ出版)著者 日本最大級(会員約27万人)のビジネスマッチングサイト『@SOHO(https://www.atsoho.com)』の開発者であり創業者。 大学卒業後、内定をすべて辞退し半年間起業の道を模索するも断念。消去法で福岡のIT企業に就職し在職中にショッピングカートのレンタルシステムをヒットさせ1年半後に24歳で1度目の独立を果たす。 フリーランスのITエンジニアとして活動しつつベンチャー企業のCTOを兼任。 大規模システムの経験を積むため26歳でアクセンチュアに就職し3年間トップ5%の評価を維持する。在職中に『@SOHO』を立ち上げ、軌道に乗せて29歳で2度目の独立を果たす。ITエンジニアの独立起業をサポートする 『スーパーエンジニア養成講座』を開講。2万人のメールマガジン読者にアドバイスを行う。その後活動の場を海外に広げ、海外でのノマドスタイルを確立し『海外ノマド』という言葉を自ら定義し啓蒙活動を行う。 さらに、業種にとらわれずに独立起業を加速させるための講座『平城式Facebook』を開講。これからはピラミッド社会ではなく球体の社会になると予見し、既存のシガラミに囚われず価値観を共有できる仲間とつながるためのオンラインを中心としたコミュニ ティー『成幸村』を構想し実現。 一貫して『個人が自己実現をするための事業活動』を行っている。

-平城寿, 門学経営術, 黒虎の奥義

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