36万円の注文が次々と・・・ 

36万円というと、30歳前後の会社員の 
給料の手取りぐらいだ。 
 
当然ながら、気軽にポンッと払える 
金額ではない。 
 
ところが、男は信じられないような 
光景を目の当たりにしてしまった。。 
 
2011年にK氏と共に手がけたプロジェクトの、 
参加受付開始になった途端ー。 
 
メールボックスに、 
なだれ込むように注文が入ってきたのだ。 
 
しかも、1件36万円。 
 
K氏はまさに、 
1日で数千万円の収益を上げていた。 
 
男はK氏と共にプロジェクト運営者として 
名前を連ねてはいたものの、 
実質的には「見習い」状態。 
 
K氏のプロモーションの現場を、 
舞台裏から見ることができたのだ。 
 
しかも、このプロモーションは、 
K氏と海外を旅している最中にも行われた。 
 
まさに、「旅をしながら仕事をする」 
のとおりだった。 
 
この時、男の中で何かが 
音を立てて崩れていった。 
 
 
○20日間で50億円の奇跡 
 
フィリピンのセブ島にある、 
リゾートコンドミニアム。 
(日本でいうとところの 
 マンションのような感じ) 
 
一部屋あたり約1,000万円、 
合計500室。 
 
なんとこれが、 
2日間で完売となってしまった。。 
 
日本の常識では 
通常、こういった不動産は、 
顧客がショールームに何度も足を運び、 
営業マンが対面で説明をし、 
地道に1件ずつ成約が取れるもの。 
 
それが、営業マンは無しで、 
ショールームも無し。 
(完成予想図付きのパンフレットはあり) 
 
またもやメルマガ1本で、 
K氏は500室ものコンドミニアムを 
販売してしまった。 
 
しかも、K氏は販売すらしていない。 
 
どういうことかというと、 
K氏のメルマガでそのコンドミニアムについて 
触れられているものの、 
K氏は「買ってください」などとは 
一言も書いていないのだ。 
 
「優秀なセールスマンほど、 
 買ってくださいとは言わない」 
 
とはまさにこのことだ。 
 
男は当時、K氏のこの実績は、 
K氏だからこそ実現できるものだと思っていた。 
 
ところが、K氏には「設計図」があり、 
それをもとに落とし込んでいるだけだという。 
 
2013年頃からK氏と共に 
情報ビジネスを教える講座を開いた時に、 
K氏は初めてこのことを明かしてくれた。 
 
それまで秘密にされていたのかというと、 
そうではない。 
 
K氏は常に、老若男女に関わらず、 
相手の現時点の実績に関わらず、 
自身の戦略やノウハウを身近な仲間たちに 
教えてくれる。 
 
男も、盟友の契を交わしてからというもの、 
K氏から多くのことを教わってきたが、 
K氏が自身のメールマーケティングの手法を 
他人にも理解できるように「言語化」できたのが、 
この頃だったのだろう。 
 
 
○大ヒット作品から学ぶ鉄板シナリオ 
 
世の中で大ヒットした 
アニメ、漫画、映画、ドラマには、 
ストーリー展開に共通点を見出すことができる。 
 
K氏は自身のメールマーケティング手法を、 
もともと誰かから学んだのかというと、 
そうではないようだ。 
 
これは男がK氏から最初にコンサルティングを受けた 
時に質問したことだ。 
 
K氏はどちらかというと、 
大好きなアニメや漫画から学んでいるという。 
 
確かにK氏のiPadには、 
常にKindleの漫画が満載だった。 
 
世界的にヒットするような作品は、 
偶発的にそうなっているのではなく、 
人々の心を動かすようなストーリー展開の 
『鉄板モデル』をもとに、 
逆算的に作られているというのだ。 
 
ストーリー展開には 
ハッピーエンド型のものもあれば、 
そうでないものもあるが、 
最も典型的なものとしては、 
 
1)主人公の登場 
2)主人公に試練や逆境が訪れる 
3)主人公がそれを解決する 
4)主人公が栄光を掴む 
 
というような流れだ。 
 
K氏のメルマガも、 
K氏を主人公としながらも、 
メルマガに様々な登場人物が現れ、 
物語のようにストーリー展開が進んでいく。 
 
読み手は現実と非現実が 
交錯したような不思議な感覚になり、 
まるでロールプレイングゲームをしているような 
感じでK氏のメルマガを読むことになる。 
 
この「鉄板シナリオ」にも、 
王道的なものもあれば、 
奇をてらった特殊なものもある。 
 
男もK氏から教わるようになってから、 
自分が好きな映画の世界観やストーリー展開 
を参考にするようになった。 
 
K氏から教わった漫画の代表格は、 
 
・ワンピース 
・進撃の巨人 
・キングダム 
 
の3つで、ワンピースは挫折してしまったけれど、 
進撃の巨人とキングダムには 
かなりハマってしまった。 
 
映画に関しては、Netflixを使って 
常に10本以上の映画をダウンロードしておき、 
移動中や1人で食事をしている時や 
機内でネットが使えない時などに見ている。 
多い時は1日1本ペースで見ることもある。 
 
忙しいようにしているけれど、 
実は映画も沢山見ている。 
 
本日コンサルティングをした方から、 
『Kさんと平城さんのメルマガは、 
 小説を読んでいるように美しいんです』 
というお言葉を頂戴した。 
 
そう感じていただけるのは、 
発信者冥利に尽きる。 
 
でも、男も最初からそれができていたわけではなく。 
やはり2010年のK氏との出会いがきっかけで、 
K氏から直接教えてもらえる状況になり、 
常にK氏の発信を「裏側から」見せてもらうことに 
より、発信することによる「原因と結果」を 
知ることができたから、 
自分の発信にも活かせるようになったのだと思う。 
 
この、「直接教わる」ということがとても大事で、 
男だったら絶対にオンラインではなくオフラインで 
受講するし、セミナー会場に行ったら 
1番前(特に講師の眼の前)に座るし、 
質問タイムになったら真っ先に手を挙げて質問する。 
 
同じ時間を過ごすなら濃いほうが良いし、 
同じ時間が経過するなら行動しないより 
行動したほうが良いからだ。 
 
36万円の注文が次々と届く秘密 

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平城寿@社長の右腕

『ITエンジニアのための「人生戦略の」教科書』(マイナビ出版)著者 日本最大級(会員約27万人)のビジネスマッチングサイト『@SOHO(https://www.atsoho.com)』の開発者であり創業者。 大学卒業後、内定をすべて辞退し半年間起業の道を模索するも断念。消去法で福岡のIT企業に就職し在職中にショッピングカートのレンタルシステムをヒットさせ1年半後に24歳で1度目の独立を果たす。 フリーランスのITエンジニアとして活動しつつベンチャー企業のCTOを兼任。 大規模システムの経験を積むため26歳でアクセンチュアに就職し3年間トップ5%の評価を維持する。在職中に『@SOHO』を立ち上げ、軌道に乗せて29歳で2度目の独立を果たす。ITエンジニアの独立起業をサポートする 『スーパーエンジニア養成講座』を開講。2万人のメールマガジン読者にアドバイスを行う。その後活動の場を海外に広げ、海外でのノマドスタイルを確立し『海外ノマド』という言葉を自ら定義し啓蒙活動を行う。 さらに、業種にとらわれずに独立起業を加速させるための講座『平城式Facebook』を開講。これからはピラミッド社会ではなく球体の社会になると予見し、既存のシガラミに囚われず価値観を共有できる仲間とつながるためのオンラインを中心としたコミュニ ティー『成幸村』を構想し実現。 一貫して『個人が自己実現をするための事業活動』を行っている。

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